社員さんと二人で傾斜がない山を歩いていたら、２０ｍ先の藪の方から、足音が聞こえてきました（この時点で少し前に2度会った鹿だと思ったようです）。
が、出てきたのは熊でした。社員さんが声で威嚇した瞬間、背後には子熊がいたようです。そして、母熊はこちらに突進してきました。私たちの前に太い木があり、社員さんは私の少し前におり、木を陰にしながら、私のために、あえて、左横の地表が５ｍ位下がっているところへ滑り落ちました。私は呆然。逃げる隙なんてありません。
その後、後方にいる私に、熊は一瞬向かってくる気配がありましたが、社員さんを追いかけました（目前です）。
社員さんは、声を出し威嚇し、私も上からとにかく声を出しました。
社員さんは、正座の姿勢で丸るくなり、身体を守り、その間、熊は向かったり下がったり、2度反復しました。
そして、下がった際に、社員さんが勢いよく立ち上がり、熊は去りました（社員さんは冷静に熊の動きを観ていたようです）。
熊は始めから襲う気はなかったのでしょう。
ダメージはなく、無事下山できました、。
社員さんには、身代わりになる行動を取って頂きました。
次回からの山は、意識レベルは格段に警戒するようになってしまいました。
