疲れか、年齢か、秋のせいかわかりませんが、人生に対する切ない感情に覆われている近頃です。しかし、その中身は、ほんのり温かい感情も内包されているのです。
傷ついた分だけ、人にやさしくなれる、その体験を積み重ねてきたのかもしれません。
誰しも、生きてるだけで否応なく経験してしまうのです。だから、私たちは、労り、励まし合わなければいけないと思うのです。
自己という器の中に他者を創り、磨き、ヒビができ、時には割れてしまうこともある。しかしながら、自己は、何度も何度も器を中から磨かなければいけないのでしょう。そうでなければ、共に生きる価値や勇気が立ち上がってこないのかもしれません。
そして、器を中から磨き抜いた先には、水が満たされていることを願って。